72の法則

このホームページを読んでくださる方に向けてマネトレ問題を出題しています。

前回の問題はこちら!

 

前回のマネトレ問題

複利の計算をしてみましょう。金利0.01%の定期預金に入れた100万円が200万円になる年数は何年でしょうか?


生活設計士® つむぎ
生活設計士® つむぎ

答え

 

7200年

【解説】

利回りには単利と複利と呼ばれるものがあります。

単利とは、元本が変わらず、その元本に対して利息が付いていきます。

例えば100円に10%の利息が単利で付く場合、1年後は110円、2年後は120円、3年後は130円…となります。

それに対して複利とは、元本に利息がついたら翌年にはその利息の付いた元本にさらに利息がつくというものです。

例えば上記と同じ金利が複利で付く場合、1年後は110円、2年後は121円、3年後は133円…となります。

 

皆さんはこの複利の計算に使われる「72の法則」をご存知でしょうか。

これは「72÷利回り(金利)≒お金が2倍になる年数」という計算です。

「≒」を使いますので、あくまでも目安なのですが、どのくらいの金利だとどのくらいの年数になるのかを数字で見ることができますので複利の効果の感覚を知ることができます。

 

72の法則を使うと手元資金を〇〇年後に倍にするにはどのくらいの利回り(金利)が必要かも計算できます。

例えば100万円が15年で200万円になるための利回りは…

72÷15(年)=4.8 つまり4.8%の利回り(金利)が必要となります。

資産運用をするの際の目安にもなるかもしれませんね。

 

逆に借り入れについても同じ計算式が使えます。

例えば100万円キャッシングをして、その金利が18%だったら…

72÷18(%)≒4 つまり返済を一切しないと4年で200万円になります。

このように計算すると金利の大きさが分かりますよね。

 

家計では受け取り利息と支払い利息の差がその年の可処分所得にも影響しますが、借り入れが悪いわけではなく上手に金融を使っていくことが生活経営をスムーズに運営できるようになります。