日本銀行の役割

このホームページを読んでくださる方に向けてマネトレ問題を出題しています。

前回の問題はこちら!

 

前回のマネトレ問題

日本銀行の3つの役割とは何でしょうか。


生活設計士® つむぎ
生活設計士® つむぎ

答え

 

「発券銀行」「銀行の銀行」「政府の銀行」

【解説】

日本銀行の役割を中学生くらいで習った記憶があるかと思いますが、日本銀行は日本銀行法によって定められた日本唯一の中央銀行です。

具体的な役割は以下の通りです。

「発券銀行」・・・金融政策に伴って日本銀行券(紙幣)の発行を決める役割を持ちます。紙幣の製造自体は国立印刷局が行います。ちなみに貨幣(硬貨)は政府が発行して造幣局が製造しています。

「銀行の銀行」・・・金融機関がお金を預けられる銀行としての機能があります。

また金融機関が預金者からの引き出しに応じられなくなることを防ぐために、金融機関は預金者からの預金の一部を日銀に預けておかなければなりません。

その他にも、金融機関同士のお金の流れは「日本銀行金融ネットワークシステム」を経由していたり、金融機関の経営を把握する役割もあるため、直接各銀行に出向いて立ち入り調査をすることもあります。

 

「政府の銀行」・・・日本銀行は政府の機関ではありませんが、政府のお金を預かったり支払いを行っています。また、税金や社会保険料は日本銀行に集められています。

 

日本銀行のホームページのトップには「日本銀行は、物価の安定と金融システムの安定を目的とする、日本の中央銀行です。」とあります。

以前は金融政策として日銀が金融調節を行い「公定歩合」によって金融機関に貸し出しを行っていましたが、今は「補完貸付制度」の適用金利として「基準貸付利率」がその役割を担っています。

ニュース等で金融政策が発表されたときはチャンスと思って、各省庁や日本銀行などのホームページから調べて知識をつけていくのも楽しいですよ!

またこの頃は子どもでも分かるページも設置されていたりもしますので、親子で学ぶのも良いかもしれませんね。