確定申告の前に知っておこう

このホームページを読んでくださる方に向けてマネトレ問題を出題しています。

前回の問題はこちら!

 

前回のマネトレ問題

確定申告で申告する「所得控除」とはどのような制度でしょうか。


生活設計士® つむぎ
生活設計士® つむぎ

答え

 

納税者の個人的事情を加味して

所得課税額から一定額を差し引く制度

【解説】

所得控除とは、一定の要件に当てはまる場合、所得課税額から一定額が差し引かれる制度のことを言います。

所得課税額の合計から差し引かれるのですから、所得税が軽減される制度でもあると言えるでしょう。

 

今年も各地で災害等がありましたが、それらの被害についても「雑損控除」として一定の金額の控除を受けることができ、所得税が軽減されます。

また、支払った医療費の一部が控除される「医療費控除」や健康保険や国民年金、厚生年金保険の保険料などの支払いに対する「社会保険料控除」

iDeCo(個人型確定拠出年金)等の掛け金を控除する「小規模企業共済等掛金控除」

保険料の掛け金の一部を控除する「生命保険料控除」「地震保険料控除」

寄付金やふるさと納税が対象となる「寄付金控除」

寡婦・寡夫において条件を満たす場合に受けられる「寡婦・寡夫控除」

その他にも「配偶者控除」「配偶者特別控除」「扶養控除」「勤労学生控除」「障害者控除」「基礎控除」「青色申告特別控除」があります。

また会社員であっても経費として認められる「給与所得者の特定支出控除」などもあり、こういった様々な制度は知ることと申告することで利用することができます。

何事も、知る・分かる・できる(行動する)ことで前へ進めるということですよね。

 

納税は国民の義務ですので、正しく遅滞なく収めることが社会への貢献にも繋がっていきますが、納税自体が自身の生活を脅かすようでは元も子もありません。そうならないためにも控除等によって税金の負担を軽減できる制度があるのですから、正しい知識を身につけ活用できるようにしていきましょう。