自動車を保有する費用

このホームページを読んでくださる方に向けてマネトレ問題を出題しています。

前回の問題はこちら!

 

前回のマネトレ問題

自動車を保有することによる発生する費用にはどんなものがありますか。


生活設計士® つむぎ
生活設計士® つむぎ

答え

 車体購入費用(オプション等含む)・消費税、維持費としてはガソリン、車検・点検、自賠責保険、自動車保険(任意)、タイヤ交換(スノータイヤ等含む)、修理代など

【解説】

自動車を保有することによる費用の生涯支出がどのくらいかかるか計算したことはありますか?

 

人生の三大資金としてあげられるのは「住宅」「教育」「老後」とよく言われますが、実は自動車も生涯の支出としては大きな費用になる場合があります。

 

車の購入時には、車体のグレードやオプション等で車体費用を見積もり、それに消費税を含めた価格とローンを組んだ場合の利息など、様々な角度から検討されることと思いますが、自動車を「保有」するとそれ以外の関連費用も毎年かかっています。

例えばガソリン、車検・点検、自賠責保険、自動車保険(任意)、タイヤ交換(スノータイヤ等含む)、修理代等々・・・。またそれぞれに消費税もかかってきます。

 

これらの費用と買い替えの頻度を考えてみましょう。

例えば、35歳の方が75歳まで自動車を保有するとして7年毎に買い替えるとしたら、35歳、42歳、49歳、56歳、63歳、70歳の計6回の買い替え費用と、

更に41年分の自動車関連費用が発生するため、

自動車にかかわる生涯支出はかなりの額になることが想像できることではないでしょうか。

 

しかし、大きな費用になるからといって、自動車を保有しないことによって不便な生活を強いるのはガマンでしかなく、楽しく暮らしていけないかもしれませんので、単に費用だけを比較して、保有する・保有しないを決めるのは難しい選択です。

住んでいる土地柄や、職場までの距離や仕事内容、生活スタイルによって自動車が必要な時期もありますし、逆に公共交通機関+タクシーやレンタカー利用の方が便利なケースもあります。

また自動車が趣味の方にとっては、単なる移動手段だけではない価値あるものでもあります。

 

どんな暮らしがしたいのか、そのためにどこに住みたい?どんな移動手段が選択できる?それらの総支出は?

色んな角度から暮らしをみつめることで、ガマンの節約ではなく、賢く選択して家族が暮らしを楽しめるといいですね。

 

また近頃は、車検等の費用も含めたサブスクリプションで自動車が利用できたり、カーシェアリングなどの選択の幅も広がってきています。

 

いつも手段は様々あります。またその手段も年齢や場所、国の政策等も含めた環境の変化によって自分にとっての最適は変わっていきます。

どんな暮らしがしたいのか、どんな風に生活していきたいのか、何を楽しいと思うのか、安心と感じることは何なのかなど、自分の想いが分かっていれば選択する手段選びも楽になるかもしれませんね。